ペットと過ごす快適な暮らし
『コンパニオンアニマル』
ペットという言葉には「愛玩動物」の意味があり、人が一方的に愛情を注ぐ印象がありますが、コンパニオンアニマルとは「伴侶動物」とも呼ばれ、共に暮らす伴侶や家族、仲間と同じように位置付ける意味を持ちます。近年、日本でも動物愛護の精神が広がり、家族の一員として「一緒に暮らす」という考えが広まっていることから、コンパニオンアニマルという言葉にも注目が集まっています。
■ 深まる人と動物との関係性
「コンパニオンアニマル」という言葉はまだ聞き慣れないという方も多いと思いますが、日本では1985年頃から使われています。その頃から、動物たちの存在意義や価値、役割が変わり、「ペット」から「家族の一員」に移行していったと考えられています。
動物との暮らしは、癒やしの効果はもちろん、動物を介して家族間のコミュニケーションが活性化されるきっかけにもなり、お子さんと、または夫婦で過ごす時間が増えたという声も多く聞かれます。また動物と一緒に暮らし始めると、散歩が必要になったり、食事の準備や遊び相手などの世話も毎日の習慣になるので、飼い主の生活サイクルも安定し、乱れがちな生活リズムの改善にも効果的だと考えられています。
■ 互いにストレスのない生活を!
私たちよりも家にいる時間が長く、ライフスタイルや動線の違うコンパニオンアニマルとの生活は、住まいづくりにも影響します。
特に最近注目されているのは床材。傷・汚れがつきにくく、お手入れしやすいことに加え、コーティングを施し滑りにくくしたものなどが選ばれています。また家中を動き回るので、どこで過ごしても快適な温熱環境やニオイ対策も必要です。自由に出入りができるくぐり戸付きの室内ドアも、動物たちのストレス解消には効果的です。
動物と一括りにしても、飼っている種類によって住みやすさは変わってきますし、同じ種類でもそれぞれ性格は違います。リフォームをご検討中のお客様宅に「小さな家族」がおられる際には、まずはしっかりヒアリングを行い、素材選びにも配慮した丁寧なご提案を検討させていただきます。