リビングに 集まりたくなる住まい
『リビ充』
リビングを充実させること。2017年頃から注目され始めたプランニングの一つです。かつて、リビングはゆったりと居心地よく家族が集まりやすい空間とされてきましたが、最近では「みんなで一緒に」から「それぞれ自由に」へと過ごし方が変化し、個々で楽しめる工夫が求められています。
■ 家族みんなの多目的空間
かつて子どもは大きくなると自分の部屋を欲しがりました。いまはスマートフォン一つあれば個室にこもらなくても、自分の好きな映画や音楽を他の家族と同じ空間で楽しむことができます。同じリビングに居ながら、テレビを観る人、ゲームをする人、タブレットで動画を楽しむ人、家族が互いに別々の過ごし方をしていても、ふとしたきっかけで会話が生まれたり、自然とコミュニケーションをとることもできる。個々の時間と家族のコミュニケーションのどちらにも柔軟に対応できる暮らし方が、 「リビ充」スタイルです。そのニーズは、コロナ禍で「おうち時間」が増えたことによりどんどん加速しているようです。
■ フレキシブルな空間づくりを
「リビ充」の実現には広さや明るさ、居心地のよさに加え、フレキシブルで多機能な要素が求められるようになりました。例えば、広いリビングを必要に応じて区切って使うための可動式間仕切りの設置。区切られた空間は、ワークスペースやリビング学習にも活用できます。
また、リビングには家族がそれぞれ必要なものを持って集まり、荷物が増えていきます。家族一人一人の収納スペースを確保するために、壁面を有効に活用した大容量収納は効果的です。モノに居場所をつくって、使ったらすぐもとの場所にしまうことが、片付け上手の基本。スッキリとしたリビングをキープできます。
新しい生活様式に合わせたリフォームをお考えなら、この「リビ充」スタイルである可動式の間仕切りや壁面収納などもご検討なさってはいかがでしょうか。