勝手口の防犯対策13選  泥棒を寄せ付けない!効果的な方法を解説

「防犯対策」といえば、皆さんはなにを思い浮かべますか?

「玄関ドアや窓などの戸締まり」が真っ先に浮かんだ方が多いのではないでしょうか?

 

それももちろん大事ですが、実は見落としがちなのが「勝手口」。

 

勝手口は、家のなかでも死角になりやすい場所にあったり、付近に塀などの目隠しがあったり、室内の様子をうかがい知れたりと、泥棒に狙われやすい場所なのです。

 

今回は、勝手口の防犯対策について詳しく解説していきます。DIYでもできる対策がたくさんあります。

勝手口の防犯対策を行うことで、家へ侵入される確率をぐっと下げ、安心安全なマイホームライフを送りましょう!

 

DIYでもできる!勝手口のおすすめ防犯対策9選

勝手口の防犯対策は、自分たちの家や家族を守るためにも必ず行うべきです。

防犯対策は、鍵の取付業者に依頼してできるものもありますが、実はDIYでもできる対策があるのはご存知ですか?

 

ここでは、DIYでもできる勝手口の防犯対策を9つご紹介します。今からでもすぐに対策が取れるものもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

①必ず戸締まり

大前提として、勝手口の戸締まりを徹底することです。

たった数分でも泥棒は侵入できるので、「ちょっとくらい大丈夫だろう」と思わずに、必ず施錠することを習慣づけるようにしましょう。

もし、どうしても鍵を掛け忘れてしまう!という場合は、オートロック機能のある鍵を取り付けて、掛け忘れを防止するのもおすすめです。

②補助錠を取り付けて2ロックに

警視庁は、防犯対策としてドアの鍵を2ロックにすることを推進しています。

これは玄関ドアのみならず勝手口にもいえることです。

ドアに2つの鍵が掛けられていると、泥棒は開錠するのに単純計算でも2倍の時間を要します。

開錠に5分以上かかると約7割の泥棒が侵入を諦める」といわれており、2ロックは非常に効果的です。

勝手口の鍵を2ロックにするには、補助錠をつけるのがもっとも簡単な方法です。

DIYで取り付けられますが、自信のない方やしっかりとした補助錠をつけたい方は鍵の取付業者に依頼しても良いでしょう。

③チェーンロックを取り付ける

万が一、泥棒にピッキングで開錠されても侵入はされないように、勝手口にチェーンロックを取り付けるのも効果的です。

勝手口のチェーンロックは、通販やホームセンターで購入してDIYしたり、鍵の取付業者に依頼したりして取り付け可能です。

ただし、新しくチェーンロックを取り付ける場合、ドアと壁に穴を開けるなどの加工を施さなければなりません。

そのため、賃貸住宅の場合は、管理会社と大家さんに確認をとってからチェーンを取り付けるようにしましょう。

④サムターンカバーや脱着式サムターンを取り付ける

サムターンとは、ドアの内側に付けられている、つまみをタテヨコに回して施錠する鍵のことです。勝手口のドアにもよく用いられる、ごく一般的な鍵です。

ドアの隙間から針金や特殊な工具を差し込んだり、ドアを破壊したりして、外からサムターンを回して開錠する「サムターン回し」で泥棒は侵入してきます。

この「サムターン回し」の防犯対策は、カバーを取り付けてサムターンに触れなくすることです。サムターンカバーは、通販やホームセンターでも購入できるので、すぐに取り付けられます。

また、サムターンのつまみの部分だけを脱着できる「脱着式サムターン」を取り付けるのも、防犯対策として非常に有効です。施錠後につまみを外しておけば、泥棒が侵入しようと試みても鍵を回すことはできません。

⑤ガードプレートを取り付ける

ガードプレートとは、ドア枠とドアの隙間を塞ぐためのプレートです。

ドアの隙間にバールなどを差し込み、ドアをこじ開ける「こじ開け」や、先述の「サムターン回し」の針金などを差し込むのを防止するために用いられます。ドアの上部から下部まで全てを覆うタイプが最近の主流です。

ドアとドア枠の間に5mm以上の隙間がある場合や、隙間からラッチ(ドア側面にある、ドアノブの動きに連動して出入りする金具のこと)が見えている場合は泥棒のターゲットになりやすく要注意です!

ガードプレートも自分で取り付けるか、鍵の取付業者に依頼して取り付けてもらいましょう。

⑥防犯カメラを設置する

勝手口に防犯カメラを設置することは、とても効果的な防犯対策です。なぜなら、泥棒は「記録に残る」ことを嫌うからです。

ただ、防犯カメラの設置には、10万円以上の費用がかかるというデメリットも。

いやいや、そんなに費用はかけられない...という方には、ダミーカメラがおすすめです。

ダミーカメラを設置するだけでも、泥棒には見分けがつかず、侵入防止の抑止力となります。

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⑦センサー付きライトを設置する

泥棒は、見通しのよい場所や明るい場所を嫌うものです。

勝手口付近に、動いている人などを感知して自動で点灯する「センサー付きライト」を設置するのも、十分な防犯対策のひとつです。

センサー付きライトに明るく照らされた泥棒は、人に見つかったり通報されたりすることを恐れて逃げ出す確率が高まるでしょう。

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⑧防犯砂利を敷く

防犯砂利は、踏むと大きな音が鳴るように作られた防犯用の砂利のことです。

勝手口付近に防犯砂利を敷き詰めておけば、泥棒が歩くたびに大きな音が発生します。

これは、目立たずに行動したい泥棒にとって非常に嫌なことですよね。

「この家は侵入しにくい」と泥棒が認識し、寄り付かなくなるという絶大な効果が期待できます。

⑨防犯アラームを取り付ける

防犯アラームとは、ドアの開閉や振動を感知し、大音量でアラーム音を流す防犯アイテムです。勝手口に取り付けておくと、万が一泥棒が侵入しようとした際には大きな音が鳴り、驚いた泥棒を撃退する効果があります。

ドアに衝撃が加わった段階で反応するタイプもあるので、泥棒が無理やりこじ開けようとすればすぐに察知します。

ただし、防犯アラームを設置する場合は、泥棒にスイッチの場所を知られないようにすることが重要です。

勝手口リフォームでできる防犯対策4選

ここまでは、DIYでもできる勝手口の防犯対策を解説しましたが、より徹底した防犯対策をしたいなら、勝手口自体をリフォームするのもひとつの手です。

ここからは、勝手口リフォームでできる防犯対策をご紹介します。

①防犯性に優れたドアにリフォームする(1日で交換できます)

勝手口のドアを、防犯性に優れたドアにまるごとリフォームしてしまうのがおすすめです。

勝手口ドアのリフォームは、既存のドア枠に新しいドア枠をかぶせる「カバー工法」で行えます。壁を壊さずに施工できるのでわずか1日で勝手口ドアの交換ができ、費用も抑えられます

 

⇒リファイン栗林でも、カバー工法を用いた施工を行っています。

施工事例1 香川県高松市 N様邸

勝手口リフォーム後

https://hamadayadenki.reform-c.jp/works/3580/

高松市のN様邸は築35年経過し、玄関より使用頻度の高い勝手口は古くなってきていました。

①日差しを取り入れ明るい勝手口

②防犯性の高いドア

③心地よい風通しの良い採風ドア

というN様のご要望を叶えました。

壁を壊さず、古い扉だけを外して枠だけを残し、新しい枠をかぶせる「カバー工法」で、たった1日でドアを交換しました。

ドア鍵は2ロック仕様で防犯対策はバッチリ。

鍵を掛けたままでも換気ができ、網戸があるので虫が気になる夏場も心配ありません。

以前のドアにはガラスがありませんでしたが、新しい勝手口にはガラス戸を採用しました。型模様入りのガラスは視線をカットしながらも、光をたっぷりと取り込めます。

 

施工事例2 香川県高松市 I様邸

勝手口リフォーム

https://hamadayadenki.reform-c.jp/works/3547/

高松市のI様邸の勝手口は、従来のアルミドアです。

頻繁に出入りする勝手口を快適にしたいとのご希望がありました。

そこで、「カバー工法」を用い、枠周りや外壁を傷めずに、防犯性・採風性に優れたペアガラス仕様の勝手口ドアに交換しました。

ドアの鍵は2ロックで、防犯上も安心です。

ドアは閉めたままでも通風できる仕様なので、空気の入れ替えができ快適に暮らせます。

②ピッキングされにくい鍵に変える

既存のドアのまま、ピッキング・バンピングに強い鍵に交換するのも効果的な防犯対策です。

【ピッキング】

特殊工具を鍵穴に入れ、開錠する手口です。元々は鍵を紛失したときに鍵店などの専門業者が行っていた方法だったものが泥棒に悪用されています。

【バンピング】

バンプキーと呼ばれる特殊加工された鍵を鍵穴に差し込み、ハンマーなどで衝撃を加えて開錠する手口です。他の手口と比較して技術が不要で、開錠の痕跡が残りにくいことも特徴です。

現在の勝手口ドアの鍵が、「ピンシリンダー」というギザギザのある従来型の鍵の場合は、ピッキングやバンピングに弱いので、防犯性の高い鍵に交換したほうがよいでしょう。

たとえば、表面や側面に小さなくぼみがある「ディンプルキー」や、表面に波型の溝が彫られた「ウェーブキー」がおすすめです。

③ガラスを防犯ガラスにする

勝手口のガラスを割って侵入してくる泥棒もいます。

そこで、ドアガラスを泥棒に割られにくい丈夫な防犯ガラスに張り替えるのも有効です。ガラスは「CPマーク」のついた防犯性の高い「合わせガラス」にするとより効果がアップ。

割れにくいガラスに取り替えると、泥棒の侵入を阻止できる確率が高まります。

④防犯フィルムや面格子を取り付ける

防犯フィルムや面格子を取り付けることも防犯対策になります。

防犯フィルムは、防犯ガラスの設置よりも費用を抑えられ、手軽に始められる防犯対策です。

フィルムよりも高い効果を得られるのが面格子です。一目で防犯対策を行っていることがわかるので、泥棒の威嚇に繋がります。

格子の目が細かいほど、手や工具が入りづらく、サムターン回しなどの対策ができます。

また、ドアと格子が一体になっている勝手口に交換するのも良いでしょう。格子を外せないつくりなので、より一層防犯性を高められます。

勝手口防犯対策

勝手口に防犯対策が必要な理由

勝手口の防犯対策としてさまざまな手立てがあることをお伝えしてきました。

玄関ドアや窓だけでなく、勝手口にも防犯対策は必要です。

その理由について詳しく説明していきます。

①玄関と比較してシンプルな作りで防犯性が低い

玄関ドアは、頑丈で防犯性の高いものが多く採用されており、しっかりと対策がなされています。

一方で、勝手口は依然シンプルなつくりのものが多いことが問題です。鍵がひとつしかない、薄くて割れやすいガラス、薄いアルミ…残念ながら泥棒にとって絶好の侵入経路となっています。

②住宅の構造的に死角になりやすい

勝手口は、家事動線をスムーズにするために、キッチンや洗面所などに取り付けられていることが多いです。

しかし、キッチンや洗面所は家の裏手にあることが多く、近所からも死角になりがちです。さらに、勝手口の周りに柵や塀などが設置されていると目隠しになり、泥棒のターゲットにされてしまいます。

③家の中の様子を確認しやすい

採光のためにガラスを使った勝手口を取り付けている家も多いです。

しかし、これは泥棒が家の中の様子を簡単に確認できる状況をつくっています。室内に人影や明かりが見えなければ留守であることがバレてしまい、泥棒は侵入を決行する可能性が高くなります。

すりガラスでも、室内の様子は確認できるので油断できません。

④防犯意識が甘くなりがちで鍵の掛け忘れが多い

玄関ドアや窓の施錠を徹底している方は多いですが、勝手口に関しては防犯意識が甘くなりがちです。

勝手口の鍵を閉め忘れたままゴミ出しに行ったり、近所のお宅に行ったりしていませんか?鍵を開けたまま居眠りしたり、別室でテレビを観ていたりはしませんか?

泥棒はその隙に侵入して犯行に及びます。

勝手口から侵入される危険性を理解し、戸締まりを徹底するようにしましょう。

まとめ

勝手口の防犯対策について解説しました。

玄関ドアや窓よりも防犯意識が低くなりがちな勝手口ですが、そんな場所こそ戸締まり確認を徹底しましょう。

また、DIYでできる防犯対策や、勝手口のリフォームで、侵入されにくい勝手口に変えていくことも大切です。

後悔先に立たず!今できることから始めてみましょう。

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